JR由布院駅「開業100周年」記念セレモニー 観光地の玄関口として大きな役割果たす 大分
29日の大分県内は各地で気温が上がり日田市では最高気温39度を観測し、2025年、一番の暑さとなりました。
夏とはいえ、なぜここまで暑くなっているのでしょうか?気象予報士の解説です。
◆大波多美奈気象予報士
複数の要因が重なっています。
まず夏の暑さをもたらす太平洋高気圧が九州付近をすっぽりと覆っています。
さらにその上空には大陸からチベット高気圧が張り出しています。
この2つの高気圧に覆われると日本では猛暑になるという典型的な気圧配置です。
これに加え、現在日本の南の海上には2つの台風があります。高気圧の中では下降気流、下向きに風が流れる一方、台風は反対に上昇気流、上向きに風が流れます。
空気というのは高い所から下りてくると温度が上がるという性質があります。
このため、台風の上昇気流で上空に持ち上げられた空気が日本付近で下降気流になって高気圧を強める形となっています。
これが今週の暑さの要因なんです。
日田では30日も39℃、さらに31日は40℃、その後も来週はじめにかけては38度前後の猛烈な暑さが予想されています。
しばらくは熱中症に十分に気をつけてください。