八田與一容疑者1日で約6倍の情報集まる 被害にあった大学生もチラシ配り「亡くなった友人に申し訳ない」

2025年06月30日 19:10更新

大分県別府市で起きたひき逃げ事件は29日で発生から3年を迎えました。

 

 

県警が全国各地でチラシを配り八田容疑者の情報提供を呼びかけた結果、1日で通常のおよそ6倍の情報が集まったということです。

 

 

東京駅でチラシを配っていたのは県警の捜査員。別府市で起きたひき逃げ事件から3年、29日県警は東京や福岡など7つの都道府県のあわせて37か所でチラシを配り、情報提供を呼びかけました。

 

 

2022年に別府市で起きたひき逃げ事件では男子大学生2人が車に追突され死傷しました。

 

 

警察は八田與一容疑者を重要指名手配し行方を追っていて現在は時効の無い殺人事件として捜査しています。

 

 

◆TOS渡辺一平記者

 

「事件から3年を迎えたきょう、日曜日で多くの人が行き交うこちらJR大分駅前では、 被害者と警察官がチラシを配って情報提供を呼びかけている」

 

 

29日、JR大分駅前では被害にあった大学生もチラシ配りに参加し事件解決を願っていました。

 

 

 

 

 

◆被害にあった大学生

 

「3年が経ってしまった。亡くなった友人に対しては申し訳ない気持ちでいっぱい。事件にあって若い有望な命が奪われてしまったのを全国で1人でも多くの人に知ってもらえることはすごくうれしい、被害者として感謝してもしきれない。本当に早く捕まえたいそれがいまの思い」

 

 

一方、大阪駅では遺族を支援する団体「願う会」のメンバーの姿もありました。

 

 

◆願う会 事務局長

 

「自分だけ逃げて生きているところが本当に許せない。時効は無いし一生逃げ続けることは出来ないと思っているので、1日も早く出頭して罪を償ってほしい」

 

 

今回は東京や大阪に次いで情報提供件数の多い北海道、愛知、沖縄でもチラシ配りが行われました。

 

 

 

 

 

 

 

◆県警 捜査一課姫嶋竜也 強行犯特別捜査班係長

 

「八田自身が日本のどこかにいる、 北海道も例外ではないということで選定させてもらった。遺族、被害者の無念をなんとか晴らしたいと思っているので何とか見つけて検挙したい」

 

 

警察には29日、1日でおよそ90件の情報が集まりこれは通常のおよそ6倍だということです。

 

 

◆別府警察署刑事課 藤本努課長

 

「1日でも早く八田與一の発見、検挙に努めていきたい。これからもどんな些細な内容でもけっこう なので情報提供をよろしくお願いします」

 

 

事件発生から3年が経った今も依然として行方が分からない八田與一容疑者。

 

 

一日も早い、事件解決が待たれます。

 

 

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