「毎日が地獄です」別府土産Tシャツ 地元企業が類似商品販売の東京の会社提訴「泣き寝入りが多い…」大分

2025年06月12日 17:50更新

「毎日が地獄です」と書かれたTシャツ。大分県別府市の土産物店などで販売されていて、見覚えがある方も多いのではないでしょうか。実は「毎日が地獄です」という言葉は別府市の会社が商標権を持っていて、類似商品の販売差し止めなどを求める裁判を起こしています。

 

 

◆TOS佐々木理人記者

 「『毎日が地獄です』とプリントされたこちらのTシャツ。別府温泉の土産物として知られています」

 

 

別府市の観光名所・海地獄でも販売されているこれらのTシャツ。

実は「毎日が地獄です」という言葉は土産物製造などを行う地元企業「ユーモア」が2010年から商標登録しています。

 

◆ユーモア 平塚明夫社長

「(同様の事例は)泣き寝入りが多いと思うので、皆さんのために頑張ってみようかという思い」

 

 

インターネットショップでは「毎日が地獄です」とプリントされた商品が無許可で販売され、ユーモアでは見つけ次第、運営会社に販売停止を求めてきたということです。

 

 

しかし、求めに応じなかったとして、東京の企業「GMOペパボ」を相手取り、2024年5月、商品の販売の差し止めや損害賠償を求める民事裁判を起こしました。


「GMOペパボ」は「SUZURI」というクリエーター自身でオリジナルグッズを作成・販売できるインターネットサービスを運営していて、こちらでユーモアが手掛けるものと類似した商品が販売されていたということです。

 

 

ユーモア側は12日会見を開き、「これまでアイディアを取られて苦い思いをしてきた。見過ごさないことがほかのクリエーターのためになる」などと訴えました。

 

 

GMOペパボは現在、類似商品の販売をやめていますが、TOSの取材に対し、「協議中であるため、コメントはできない」と話しています。

 

 

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