八田與一容疑者 殺意の立証“法定速度超過でブレーキ痕無し”専門家「殺人容疑変更はメッセージ」大分
まもなく発生から3年を迎える別府市のひき逃げ事件についてです。
八田與一容疑者が重要指名手配されていますが、大分県警が6月2日に容疑に殺人を加えたと明らかにして以降、先月1か月を上回る情報提供が寄せられているということです。
◆大分県警 福岡弘毅 刑事部長
「被害者およびご家族ご遺族の思いに応えるためにも、県警の総力を挙げて一日も早く、被疑者八田興一の発見、検挙に全力を挙げていく」
11日に行われた大分県警の定例会見。
福岡弘毅刑事部長は改めて事件解決に全力を挙げる考えを示しました。
別府市の交差点でバイクに乗っていた男子大学生2人が軽乗用車に追突され死傷したこの事件は、まもなく発生から3年です。
現場から立ち去り、重要指名手配されている八田與一容疑者の足取りは依然としてつかめていません。
こうした中、県警は6月2日、殺意を立証できる証拠が集まったとして、道路交通法違反のひき逃げのほか、殺人と殺人未遂の容疑を加え、新たに逮捕状を取ったことを明らかにしました。
これ以降、県警に寄せられる情報が急増し、10日までの9日間で5月の1か月分を上回るおよそ200件が寄せられたということです。
◆県警 福岡弘毅 刑事部長
「情報の多くは県外からのもので、情報内容を精査したうえで県外での追跡捜査などを継続して実施している」
また、県警は事件から3年を迎える6月29日、大分のほか東京や北海道、沖縄など6つの都道府県でもチラシを配り、情報提供を呼びかけることにしています。