被害者は20代が最多「警察官かたる詐欺」過去最悪に 2024年の被害総額は7億円超 大分

2025年05月14日 18:50更新

大分県内でも被害が相次ぐ特殊詐欺についてです。

 

 

2024年1年間に県内で発生した被害の総額は7億円を超え、統計開始以降、最悪となりました。

 

 

 

このうちおよそ7割を占めたのが警察官をかたるオレオレ詐欺です。いま、被害が急増していて県警は14日改めて注意を呼びかけました。

 

 

◆県警 三浦一男生活安全部長

 

「オレオレ詐欺、中でも警察官かたりの手口が急増している。この種類の詐欺に対する抵抗力を社会全体でつけてもらいたい」

 

 

県警によりますと警察官をかたるオレオレ詐欺の被害は2024年10月から県内で急増。

 

 

2024年1年間では50件発生し、被害額は4億9500万円あまりに上りました。2025年は4月末時点ですでに21件発生し1億3000万円以上がだまし取られていて被害が急増しています。

 

 

この警察官をかたるオレオレ詐欺では他の都道府県警を名乗る人物から「あなたは犯罪に巻き込まれている」という趣旨の電話がかかります。

 

 

 

 

 

そしてLINEなどのビデオ通話で、偽造した警察手帳や守秘義務誓約書を提示されその後、現金を振り込むよう指示されます。

 

 

被害にあった人のうち、最も多いのは20代でおよそ3割次いで65歳以上が2割以上を占めています。

 

 

県警は、「警察からSNSやビデオ通話でのやりとりや金銭を要求されたら詐欺を疑ってほしい」と呼びかけています。

 

 

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