訓練中の死亡事故から16年 防災航空隊が追悼式  4月の落下事故でヘリでの消火活動は停止中 大分

2025年05月01日 18:30更新

大分県防災航空隊の隊員が訓練中に死亡した事故から16年となる1日、追悼式が行われました。

 

 

防災ヘリでは4月も訓練中に事故が起き、消火活動についての運航がいまも止まっています。

 

 

 

2009年の5月1日、ダムでの防災ヘリの訓練中、県防災航空隊の佐藤一起さん当時26歳が溺れて亡くなりました。

 

 

県防災航空隊は事故の日を「安全を誓う日」として毎年追悼式を行っていて、1日、関係者およそ50人が参列。冥福を祈るとともに再発防止を誓っていました。

 

 

 

 

 

こうした中、4月4日、防災ヘリから消火バケットが落下する事故が発生。国が重大インシデントとして、調査しています。

 

 

防災ヘリの運航は4月26日から再開されていて、この日もヘリでの救助訓練が行われました。

 

 

◆大分県防災航空隊 後藤正臣隊長

 

「今一度、装備、それから機体の安全点検をしっかりと行って、さらに隊員の訓練をしっかりと実施して、今後の安全運航に繋げていきたい」

 

 

 

 

 

ただ、防災ヘリによる消火活動はいまも停止しています。そのため、4月27日に由布岳で発生した山林火災では、佐賀県にヘリの出動を要請しました。

 

 

落下事故を受けて、消火活動の際に用いる部品を交換することにしていますが、納品に時間がかかっているため、再開の見通しは立っていないということです。

 

 

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