年金事務所やサポートセンターを装い「国民年金の過払いがある」60代女性が約99万円の詐欺被害 大分
大分県警の巡査の女が詐欺の疑いで逮捕された事件の続報です。犯行の理由として、借金の可能性があることが判明していましたが、その借金の原因はオンラインカジノであることが捜査関係者への取材で新たに分かりました。
警察庁のHPでは、オンラインカジノは海外では合法であっても国内から利用すれば犯罪になると注意を呼びかけています。しかし、取り締まる側の警察官に利用していた疑いが…
詐欺の疑いで逮捕・送検された大分東警察署生活安全課の巡査安達明音容疑者27歳は「金を借りた相手から口座を作るように言われた」と供述しています。
他人に譲渡する目的で金融機関の口座を開設し、キャッシュカードなどをだまし取った疑いが持たれています。これまでの取材で安達容疑者には借金があったことが明らかになっています。
さらに、その後の捜査関係者への取材で借金の原因がオンラインカジノであることが新たに判明しました。
警察が引き続き捜査を進めています。
オンラインカジノを巡っては芸能人やスポーツ選手が利用していたとして、摘発されたり、活動を自粛する事態が最近相次いでいます。
賭博罪の刑罰は50万円以下の罰金など、さらに、常習的だった場合は3年以下の懲役となっています。
一方、県内の消費生活センターにはオンラインカジノに関する相談が寄せられています。
内容は、「オンラインカジノにはまってしまい借金がある」や「会員権を売ってくる詐欺にあった」といったもので、専門の相談機関を紹介するなどの対応をしているということです。