神尾楓珠、初の時代劇 椎名桔平と京都ロケで緊迫のシーン「憎しみを表現」完成に向けて

2025年03月11日 06:00更新

東映京都撮影所の制作協力のもと、時代劇ドラマ「はぐれ鴉」の撮影が京都で行われた。若手人気俳優の神尾楓珠さんが主演を務める本作は、山下智彦監督のもと制作が進められている。

 

この日撮影されたのは、神尾さん演じる山川才次郎が、椎名桔平さん演じる叔父で敵の玉田巧佐衛門に自身の正体を明かす重要なシーンだ。山本千尋さん演じる巧佐衛門の娘・英里や、野添義弘さん演じる玉田家の家人・平兵衛も登場する緊迫感あふれる場面だという。

 

撮影現場では、監督、俳優、スタッフが意見を出し合いながら、よりリアルな演技を追求していた。神尾さんは「憎しみだったりを緊迫感の中でちゃんと表現しようという風に思ってたので緊迫感のあるシーンになってたらいいなと思います」と語り、熱心に役作りに取り組む様子がうかがえた。

 

 

椎名さんは「色濃い2人の関係を寒風吹きすさぶ中、うまく表現できたんじゃないかなって思いますね」と、撮影の手応えを語った。

 

 

 

 

神尾にとって、今回が初めての時代劇ドラマ出演となる。

 

 

自身の演技について「才次郎の気持ちで精一杯やっていますけど、それが時代劇として正解なのかどうかっていうのは分からない。気持ちの中で整理つけてやってますね」と話す。

 

撮影現場には原作者の赤神諒さんも訪れ、撮影の様子を見守った。

 

 

赤神さんは「小説を書いて色んな人に助けてもらってできるんですけど。比較にならないぐらい多くの方がたくさん力を合わせて少しずつ少しずつ何回も繰り返してやっていると、本当になんか感動しましたね」と、制作現場の熱気に感銘を受けた様子だった。

 

 

 

撮影は既に全て終了し、現在は編集作業が進められている。

 

 

山下監督や時代劇の専門スタッフに囲まれ、熱心に演技に取り組む神尾さんの姿に、椎名さんは「非常に愛らしくて」と期待を寄せた。初めての時代劇に挑戦する若手俳優と、経験豊富なスタッフたちが織りなす「はぐれ鴉」。どのような作品に仕上がるのか、完成が待ち遠しい。

 

 

 

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