20代男性がオレオレ詐欺被害に 「リモート聴取したい」警察官名乗る男とLINE通話しだまされる 大分

2025年03月03日 15:40更新

大分県宇佐市の20代の男性が約99万円分をだましとられるオレオレ詐欺の被害に遭っていたことがわかりました。

警察によりますと3月1日、男性の携帯電話に警視庁の警察官を名乗る男から電話がかかり、「あなたの口座が詐欺のマネーロンダリングに使われている。リモートで聴取をしたいからLINEで連絡したい」などと言われました。

男性が伝えられたLINEのIDを登録すると、今度は兵庫県警の警察官を名乗る男からLINEのビデオ通話で電話がかかってきました。

そして、偽の警察手帳を見せ、「潔白を証明するためには出頭するか口座の検査をする必要がある。検査には検察官の判断が必要になる」などと男性に伝えました。

すると今度は検察官を名乗る男が電話にかわり、「口座内のお金がマネーロンダリングに利用されていないか検査するためにお金を振り込んでください」などと言いました。

その話を信じた男性は指定された口座に2回にわたって現金を振り込み、合計約99万円をだまし取られたということです。

警察は「警察官がLINE等のアプリを使用して電話をすることは絶対にない。現金を指定口座に振り込むように指示することもない。お金を要求する電話は詐欺を疑い、現金を振り込む前に家族や最寄りの警察署に相談してほしい」と注意を呼びかけています。

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