「Youtube動画のスクリーンショットを送ると報酬が」50代男性が特殊詐欺の被害 大分
2023年11月、大分空港で起きたホーバークラフトの訓練中の事故について、国の運輸安全委員会は30日、報告書を公表しました。
船体が護岸に接近して進む中、風に流されたことが原因としていますが、当時の船長が操船に負担を感じていたことなどを背景として指摘しています。
この事故は2023年11月、ホーバークラフトの操縦訓練初日に起きたもので、1番船「Baien(バイエン)」が大分空港側の発着場の護岸に衝突し、船体が破損しました。
国土交通省の運輸安全委員会が事故の調査を続けていましたが、30日、報告書を公表しました。
それによりますと、船長はホーバーが製造されたイギリスで操縦訓練を受けていましたが、この日、1番船を運転するのは初めてでした。
操縦席ではGPSやレーダーが見えづらい場所にあり、船長は船体の正確な位置などを把握できず、「単独での操船にかなりの負担を感じていたものと考えられる」としています。
そうした状況の中、現場では「風力2~3」の風が吹いていて、護岸に接近して進んでいたところ、船体が風に流され衝突したと考えられると原因について結論付けています。
再発防止策としては、護岸へのクッション材の設置のほか、乗組員の役割分担を明確に定め、船長の負担軽減に努めることなどを挙げています。
運航会社の大分第一ホーバードライブは「引き続き、安全運航に努めてく」とコメントしています。