国道交差点で軽トラックと普通乗用車が衝突 80代男性死亡 40代女性がけが 大分県竹田市
悪質な運転による交通事故に適用しやすくするための「危険運転致死傷罪」の見直しについて、鈴木法務大臣は28日、2月の法制審議会で諮問すると明らかにしました。
◆鈴木法相
「危険・悪質な運転行為による死傷事犯への対応は喫緊の課題であり、できる限り早期に答申をいただけることを期待」
「危険運転致死傷罪」をめぐっては適用のハードルが高いとして交通事故の遺族などから要件の見直しを求める声があがっていました。
大分県内でも大分市で2021年に起きた時速194キロの車による死亡事故の裁判で「危険運転致死罪」が適用されるかが争点となり、2024年11月、大分地裁での判決が全国的に注目されました。
法務省の検討会は危険運転の対象となるスピードなどの「数値基準」を設けることを示した報告書を取りまとめていましたが、28日、鈴木法務大臣は2月10日の法制審議会で、見直しを諮問することを明らかにしました。今後、法制審で法改正に向けた議論が進められます。