優勝した選手が失格に「大分国際車いすマラソン」 コースを間違えていたことが判明 大分
この1年の出来事をシリーズで振り返る「回顧おおいた2024」
今回は、様々な競技でドラマが生まれた、スポーツです。
2024年、スポーツ界の世界的なビッグイベントと言えば…。
パリオリンピック・パラリンピック。県出身やゆかりがある選手が連日、大舞台で躍動しました。フェンシングでは県出身の江村美咲選手をはじめ上野優佳選手そして敷根崇裕選手がメダルを獲得する快挙を成し遂げました。
◆敷根選手(金メダル)
「日本男子フルーレ復活っていうのをアピール出来たんじゃないかと思うのですごくうれしい」
異例の暑さとなった2024年の夏でしたが、選手たちは遠く離れたパリの地から気温以上にアツい思いを届けてくれました。
◆東九州龍谷・忠願寺風來選手
「日本中に私たち高校生から勇気と感動を与えるとともに、たくさんの支えや応援への恩返しにもなるような4日間にしたい」
熱い戦いは大分でも。
2013年以来11年ぶりに県内など北部九州を舞台に行われたインターハイ。
高校生アスリートたちが日本一をかけて白熱した戦いを繰り広げました。
このうち、テニス男子シングルスでは、大分舞鶴の松永朔太郎選手が見事な逆転勝利を収め、この競技で県勢では初めてとなる全国優勝を達成しました。
◆大分舞鶴 松永朔太郎選手
「ずっと小さいころから夢だった日本一にこの地元でなれたことがとてもうれしい」
一方、かつて国内最高峰のリーグで戦っていたチームには厳しい現実も。バレーボールの大分三好ヴァイセアドラーは資金繰りの難しさなどから「休部」を決め30年の歴史に一旦幕を降ろしました。
◆小川貴史チームディレクター
「涙で終わらせず、みんなできょうという日をしっかり胸に刻んで新しい場面に向かってチャレンジしていきたい」
プロ野球の舞台で新たな挑戦が始まったのが広島東洋カープにドラフト1位で入団した常廣羽也斗投手。
大分舞鶴出身としては初のプロ野球選手で9月に、プロ初登板、初先発そして初勝利をあげました。
そんな常廣投手を追うように来シーズンからプロの世界へと飛び込むのが佐伯鶴城の狩生聖真投手。埼玉西武ライオンズから3位で指名を受けた大型右腕に期待がかかります。
◆狩生聖真投手
「自分の目標は日本のエース。日本のエースを任せてもらえるように、これから練習に取り組んでいきたい」
プロ、アマチュア問わず、多くのアスリートがそれぞれのスポーツシーンで輝きを放ちました。2025年はどんなヒーローやヒロインが誕生するのでしょうか。