時速194キロ死亡事故 検察が控訴へ 一審判決は「危険運転」認定し懲役8年 遺族「量刑軽すぎる」
2024年11月、大分県中津市に住む50代の女性が598万円をだまし取られるオレオレ詐欺被害が発生しました。
警察によりますと11月2日、女性の携帯電話に「+」から始まる国際電話番号の着信があり、大手通信事業者を名乗る男性から「あなたの携帯電話が詐欺に使われ、被害届が出ている」などと言われました。女性が否定すると「関係がないという証明書を警察からもらってください」と説明され、そのまま電話が大阪府警の警察官を名乗る男性に転送されたということです。
そして、その男性から「あなたの氏名や生年月日、家族構成を教えてください。詐欺事件であなたの携帯電話番号が犯罪に使われた。取り調べの必要がある。逮捕されたくなければ、保釈保証金を払ってください。このことは誰にも言わないように」と指示されました。さらに「検事に支払う意思を伝えてほしい」などと言われ、今度は検事を名乗る女性に電話が転送されました。
検事を名乗るその女性から「保釈保証金は裁判所に預けるので後から返ってくる。今日中に振り込んで欲しい」などと説明されました。
この話を信じた被害者の女性は、指定された口座に2回にわたり合計268万円を送金しました。
さらに11月10日、女性の携帯電話に再び大阪府警の警察官を名乗る男性から電話があり、「別に逮捕した犯人があなたの名義の通帳を持っていた。あなたも逮捕される。逮捕されたくなければ保釈保証金を払ってください」などと説明されました。そして、女性は指定された口座に2回にわたり330万円を送金し、前回分とあわせるとあわせて598万円をだまし取られたということです。
警察は、「警察官や検察官が保釈保証金の支払いを要求することはない。また、『+』で始まる電話からの着信や警察官をかたるものから『お金を振り込むように』などの話が出たら詐欺。すぐに電話を切って最寄りの警察に直接相談してほしいと呼びかけています。