元Jリーガー中払大介さん 大分支援学校を訪れサッカーを指導 スポーツ庁などが全国で実施
ことしもこの季節がやってきました。
全国高校サッカー選手権大会県大会の決勝戦が、17日に行われます。
ことしのカードは大分鶴崎高校と大分高校。
決勝戦に向けて気合の入る両チームを取材しました。
14年ぶり7回目の優勝目指す大分鶴崎高校
14年ぶり7回目の優勝を目指す大分鶴崎高校。
パスサッカーが持ち味で、ボールを支配しながらサイドからの攻撃を武器に相手ゴールを脅かします。
大分鶴崎のパスサッカーの要が志賀杏陸キャプテン。
中学時代にトリニータの下部組織で鍛えた繊細なタッチのトラップとパスで攻撃にリズムを作り出します。
◆志賀杏陸 主将
「パスをつなぎながら見る人もやっている人も楽しめるような サッカーをして絶対に全国に行きたい」
チームはここまで4試合で16得点。失点はなんと0。
この鉄壁の守備の中心が2年生ゴールキーパーの大倉公亮選手です。
身長はチーム最長身の187cm。
その高さと、的確な判断力で準決勝では去年の王者、柳ヶ浦の猛攻を何度もしのぎました。
◆大倉公亮選手
「決勝ではハイボールやコーナーキックやフリーキックは自分から出て相手にチャンスを作らせないプレーをしたい」
チームを率いる首藤謙二監督は1988年に大分鶴崎が初めてこの大会で全国に行った時のメンバーです。
◆首藤謙二監督
「全国大会に出てピッチに立って あの雰囲気を味わったら人生観が変わるなと思っているのでぜひ頑張って優勝してもらいたい」
14年ぶりの全国大会出場に向け準備は万端です。
2年ぶり13回目の優勝目指す大分高校
対するは2年ぶり13回目の優勝を目指す大分高校。
去年の全国中学校サッカー大会で全国3位に輝いたメンバーが多く入学し、選手層に厚みが出ました。
中でも吉良匠生選手は4試合連続ゴール中、チーム最多の5得点を決めている頼もしい1年生ストライカーです。
◆吉良匠生選手
「選手権では調子がいいので、今4試合ゴールなんですけど、 決勝もゴールを決めて5試合連続ゴールを目指したい」
ことし7月からチームの指揮を執るのが、長崎の強豪・国見高校で選手として全国ベスト8を経験した岡松克治監督です。
「勝ちきる強さ」をテーマに練習時間の多くを紅白戦に割き、トレーニングの強度を高め心身共に強いチームに育て上げてきました。
◆岡松克治監督
「サッカーのベースである、“球際・切り替え・ハードワーク”この3つが(チームの)ベース。勝ちにこだわって決勝戦戦いたい」
キャプテンの清水和選手は去年ピッチに立ち、涙の準優勝を経験したメンバーです。
中盤でボールを受けて攻撃の起点になるだけでなく自らゴールも奪えます。
◆清水和選手
「去年の悔しい思いも先輩の思い も背負って今年は絶対に優勝します」
2011年度の90回大会では県勢初の全国ベスト4に輝いた名門ですが、ことしは新人戦と県総体ともに敗れ1年の集大成となるこの選手権でタイトル獲得を狙います。
全国高校サッカー選手権県大会の決勝は17日(日)午後0時5分、大分市のレゾナックドーム大分でキックオフです。
TOSでは試合の模様を正午から生中継でお伝えします。