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11月も半ばに入り、県内でも本来であれば紅葉が見ごろを迎えるのですが…2024年は色づきの遅れが見られ、例年とは様子が異なるようです。
各地の紅葉スポットの様子を取材しました。
中津市耶馬渓町の紅葉の名所、渓石園です。
12日は多くの観光客でにぎわっていましたがこんな声も…。
◆熊本から訪れた人
「ここ綺麗だけど、途中はこれからという感じ」
耶馬渓支所によりますと、園内の木々が赤く色付くのは例年だとこの時期だということです。
しかし、2024年は10月まで夏のような暑さが続いたことや、朝晩の冷え込みが弱いことから、葉の色づき具合は例年の4~5割ほどだといいます。
ただ、川の近くは周辺よりも気温が低いことから、紅葉が進んでいました。
渓石園の紅葉の見ごろは18日の週に迎える見込みで、11月24日まで夜間のライトアップも行っています。
一方、こちらの名所でも紅葉の遅れが…
豊後大野市の用作公園です。
こちらの紅葉の色づきはまだ2~3割ほどで例年よりも遅いということです。
長年、園内で人気の「草もち」を販売する女性は…
◆草もちを販売する女性
「何十年、餅を(販売)しているが、こんなことは初めて。こんなに青いのは初めてのこと」
ただ、市の観光協会によりますと、公園の中心に位置する心字池周辺では色づきが進みつつあり、25日の週にかけて周囲の木々へと紅葉が広がっていくことが期待できるということです。
このように県内各地で全体的に遅れている紅葉。
その一方、今週末に見ごろを迎えそうなのが九重町の九酔渓です。
11月7日、当時、紅葉している木はわずかでした。
13日、同じ場所に行ってみると、紅葉が進み、山肌が赤く色づいていました。県内の紅葉スポットの中でも九酔渓は標高が高いことから、色づきが進んでいるということです。
◆観光客
「久しぶりに来たが、やっぱりきれい。ことしは遅くなるのかなと思っていたが、なかなかいい色付き」
また、同じく九重町のあまがたに渓谷では葉が真っ赤に色づいていていました。こちらの紅葉は今まさに見ごろを迎えています。
◆熊本から訪れた人
(Q.いい写真取れました?)
「撮れましたよ。(来る)途中もよかったしね。年に1回来ている。ことしまた綺麗」
長引いた残暑などの影響もあり、遅れがみられる県内の紅葉。
それでも色づきは各地で着々と進みつつあり、本格的な秋の訪れをようやく感じることができそうです。