国東で秋祭り 由来が不明の奇祭「ケベス祭」と江戸時代から続く「流鏑馬」 無病息災など願う 大分

2024年10月16日 19:00更新

祭りの秋です。

 

大分県国東市では14日、奇祭として知られる「ケべス祭」が、そして、15日は馬に乗って駆け抜けながら矢を射る「流鏑馬」が行われました

 

 

国東市国見町の櫛来社で行われた「ケベス祭」。国の選択無形民俗文化財に指定されていますが、起源や由来が不明で謎に包まれた「奇祭」として知られています。

 

祭りでは木彫りの面をつけた「ケベス」と火を守る白装束の男性「トウバ」が激しい攻防を繰り広げます。

 

 

 

 

 

 

 

クライマックスでは「トウバ」が見物客の元へ。飛び散る火の粉を浴びると、1年間無病息災で過ごせると言われています。

 

 

◆祭りの参加者

 

「どきどき、はらはらした」

 

「こわい」

 

「本当に楽しい」

 

 

 

一方、同じく国東市国見町にある伊美別宮社では15日、流鏑馬が行われました。五穀豊穣と無病息災を願う江戸時代から続く伝統行事で、100mほどの距離を馬で駆け抜けながら矢で的を狙います。

 

 

今回、射手を務めたのは市内の高校2年生・吉良風伝さん。学業のかたわら夏休みから練習を重ねてきました。

 

 

 

 

 

◆外国人の観客

 

「本当に良かった。面白かった」

 

 

◆女性の観客

 

「若者が一生懸命で胸が熱くなった」

 

 

地元に伝わり、守られている伝統。2024年も地域に季節の移ろいを告げています。

 

 

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