「家の人や警察に言ったらだめだ」80代女性が445万円の詐欺被害 警察官を名乗る特殊詐欺が多発 大分

2024年10月11日 19:10更新

大分県大分市に住む80代の女性が445万円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭いました。

県警によりますと、2024年10月10日ごろ、女性の家の固定電話に警視庁の警察官を名乗る男から、「詐欺事件を捜査している。あなたには4千万円の詐欺をしている疑いがある。この件は家の人や警察に言ったらだめだ。この関係で捕まえた犯人がいるが、何も話さない。暴力団関係と思っている。事件を担当している検事に相談した方が良い」などと電話がありました。

女性が男から指示された電話番号に電話をかけると検察官を名乗る男から「貯金額を教えてください。この件は暴力団も絡んでおり、銀行にお金を預けたままにするのは危ないので出金してください」などと指示されたということです。

その後、その検察官を名乗る男に「出金したお金の番号を調べる必要があるので、今から指示する場所にお金を袋に入れて置いて下さい」などと指示され、信じた女性は封筒に入れた現金445万円を指定された場所に置き、だまし取られたということです。

警察は「警察官をかたったオレオレ詐欺が相次いで発生している。警察官や検察官が現金を預かったり、確認をすることはない。お金を渡したり、振り込んだりする前に家族や警察に相談してください」と注意を呼び掛けています。

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