大分で警察官を名乗る特殊詐欺が相次ぐ 80代女性が838万円の被害「お金の番号を調べる必要がある」

2024年10月09日 19:10更新

大分県大分市に住む80代の女性が838万円をだまし取られる特殊詐欺の被害にあっていたことがわかりました。

県警によりますと、2024年9月中旬ごろ、女性の家の固定電話に警視庁の警察官を名乗る男から、「暴力団を逮捕したら、あなたの通帳が見つかった。あなたから通帳を400万円で買ったと話している。謝礼として400万円を受け取っていないか」などと電話がありました。

また、その男の部下を名乗る男からも電話があり「口座に入っているお金が犯罪に使われていないか確認する必要がある。お金の番号を調べる必要があるのでお金を下ろしてください」などと言われたそうです。

その後も警視庁の警察官を名乗る男から「家にお金を取りに行く。お金は玄関先の階段に置いて下さい」などと指示があり、信じた女性は9月28日に838万円を自宅玄関先の階段に置き、だまし取られたということです。

県内ではこうした警察官をかたる特殊詐欺が相次いでいるため、県警は「警察官は現金を預かったりしません。お金が絡む電話は詐欺を疑ってください」と注意を呼び掛けています。

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