高崎山でサルの個体数調査始まる 適正管理が目的 大分
大分保護観察所の薬物再犯防止のプログラムに覚せい剤の密売人が参加し受講生に渡した疑いがあることが分かりました。
受け取った受講生は覚せい剤を所持し使用したとして大分地裁から実刑判決を受けています。
大分市の大分保護観察所では薬物の使用などで執行猶予の判決を受けた人などを対象に薬物依存から立ち直らせる「薬物乱用防止プログラム」を行っています。
このプログラムに参加していた執行猶予中の50歳の男が2023年12月、同じ講座を受講していた人物から覚せい剤を受け取っていたことが分かりました。
男はその後 懲役3年の実刑判決
受け取った男は覚せい剤を使用、所持していた罪で2024年9月に大分地裁で懲役3年の実刑判決を言い渡されています。
保護観察所によりますとプログラムはグループで薬物の危険性などを学ぶもので事前に受講生の裁判記録などを把握しグループ分けを行っていて密売人と使用歴がある人物を一緒のグループにしないようにしていました。
また参加者同士、名前を明かさず、連絡先を交換しないなど対策がとられていたということです。
大分保護観察所「受講生同士が覚せい剤の売買を行っていたのであれば残念」
大分保護観察所の福重美津枝企画調整課長は「プログラムで知り合った人物から覚せい剤を購入し使用したと公判の中で話が出たことは把握しているが、 プログラムの受講中に受け渡しが行われたかどうかは把握していない。
しかし、プログラムを通して知り合った受講生同士が覚せい剤の売買を行っていたのであれば残念だ」とコメントし、再発防止に努めるとしています。