日本サッカー協会名誉会長・田嶋幸三さん講演 多様性を尊重する社会づくりの大切さ語る
40年前、マラソン競技でオリンピックに出場した大分県出身の双子、宗兄弟が母校の文化祭に登場し、生徒たちに目標を達成するために大切なことを伝えました。
2日、佐伯豊南高校の文化祭に登場したのは、マラソン競技の元日本代表で双子の兄弟、宗茂さん、猛さんの2人です。
臼杵市出身の2人は数々の大会で好記録を残したほか、1984年には、兄弟そろってロサンゼルスオリンピックに出場したマラソン界のレジェンドです。そして、2人は、佐伯豊南の卒業生で、高校には、2人の活躍を記した記念碑が建てられ、今も残っています。
そうした中、2日は、学校が2人を文化祭に招き、講演会が行われました。
現役時代の映像で当時を振り返りながら、茂さんは「高校時代が自分たちの原点。苦しくなったときこそ、自分を信じることが大切だ」などと生徒たちに伝えていました。
偉大な先輩の話を聞いた陸上部の後輩は。
◆陸上部生徒
「最後に茂さんが言った純粋な心を大切にするという言葉が凄く響いた」
◆宗猛さん
「この佐伯豊南高校の歴史をこれから1年1年、後輩たちが積み上げて行ってくれるといい」
◆宗茂さん
「(苦しい時でも)我慢してもう一段階高いところに自分自身を引き上げていくという思いで頑張る、その糧になってくれたらきょうの話は最高だ」
佐伯豊南高校の金田浩嗣校長は、「偉大な先輩の歴史を知ることで母校愛を育み、夢に向かって励んでほしい」と話しています。