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大分県中津市は放課後児童クラブの運営事業者がおよそ550万円の委託料を返還せず、不法に利益を得たとして詐欺の疑いで刑事告訴したことを明らかにしました。
中津市が刑事告訴したのは2023年度末まで市内で放課後児童クラブを運営していた一般社団法人輪笑の代表理事と理事の2人です。
市によりますと、2021年度、運営にかかる見込み額として市は委託料およそ1070万円を輪笑に支払いました。
輪笑は収支精算書を提出した際、支出はおよそ1500万円だとしていましたが、実際にはおよそ520万円で人件費などを水増しした疑いがあるということです。
これにより、輪笑はおよそ550万円の委託料の返還を免れ、不法に利益を得たとしています。
監査で指示に従わなかったことなどから、市は「悪質性が高い」と判断。
2024年2月に輪笑を詐欺の疑いで中津警察署に刑事告訴したことを2日、明らかにしました。