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利用者が減っていることから地域のコミュニティーバスを事前予約制にしようという動きが広がっています。
行き先を自由に選べるなどメリットもあるこの取り組み、1日から各地で実証運行が始まっています。
大分県中津市の山国町で始まったのがデマンドバスの実証運行。
デマンドバスは、事前予約制でコミュニティーバスのようにダイヤや路線は決まっていません。
利用する時間と出発地、目的地を自分で決めることができ運行日もこれまでの週2日から平日は毎日の運行に。
山国町のコミュニティーバスは過疎化などの影響でピーク時に年間およそ1万人いた利用者が昨年度は2000人にまで激減。
市はてこ入れを図ることにしました。
予約は前日までに電話でする必要がありますが1日、初めて利用した市民からはこんな声も。
◆利用客は
「いちいち予約しないといけないと思うのは何となく面倒くさい。電話して来てくれるのはいいけど」
一方、こちらは国東市国見町。1日から始まったデマンド交通の実証運行ではAI=人工知能を活用しています。
同じ時間帯に複数の予約が入った場合最初に誰を迎えに行くかなどAIが判断し運転席のタブレットに最適なルートを表示するということです。
◆国東市政策企画課 安見光弘さん
「くにみ号がこの地域に根付いて長く利用されるようなところを目指している。その後、国東市全体も含めて新たな展開も検討していきたい」
中津市と国東市は今後、実証運行を続けて本格的に導入するか検討することにしています。
また九重町では1日からデマンド交通が導入されています。