【五條堀さん】最愛の娘の行方不明から8年 父「良いにしろ悪いにしろ結果を知りたい」辛い胸の内

2024年09月29日 08:00更新

最愛の娘、行方不明から8年

 

大分県大分市で1人暮らしをしていた五條堀美咲さん(32)が2016年に行方不明となってから8年が経ちました。

 

 

五條堀さんの両親と県警は26日、当時の自宅の周辺など大分市内の各所で情報提供呼びかけるチラシ配りを行いました。

 

 

最愛の娘が突然行方不明になってから長い月日が経つ中、父親が報道陣に辛い胸の内を語りました。

 

 

 

父親「これが最後になるとよいなと、毎年そういう思い」

 

――娘の五條堀美咲さんが行方不明になってから8年が経過したが、今の率直な気持ちは

 

 

父親:捜査がなかなか進展しないので、もし何か情報提供があればと思い、(今年で)8回目になるが、大分の方に来ました。

 

 

――情報提供を呼び掛けるチラシ配りもかなり回数を重ねてきているが、今年はどのような気持ちで臨んだか

 

 

父親:これが最後になるとよいなと、毎年そういう思いでいるが、なかなかそうはいかないみたいで。

 

 

 

 

 

「親としてほかに娘のためにしてやれることがない」

 

――年々情報提供の件数も減少傾向にあるが、その点については

 

 

父親:しょうがないかなと思うところはある。私が1週間前のこと聞かれてもはっきり分からないような状態で、それが8年も経つとね。ただ、親としては何かあればと思って大分の方に来ているが、親としてほかに娘のためにしてやれることがないので、このぐらいは。

 

 

――今回は新しい五條堀さんの顔写真が公開されたがどのような思いがあったか

 

 

父親:形(顔写真)を変えて、もし手掛かりが見つかればと思う気持ちもあったので(提供した)。8回ほどチラシ(を配って)効果が無かったので、(写真を)変えたらと。今は難しいところもあるので、新しい情報があればなという気持ちだけ。

 

 

 

「私たちも若くないので、どうにか早く…」

 

――娘さんに声をかけるとすれば

 

 

父親:小さい時から大分に来るまでの色々な場面は思い出す。早く見つけたい。結果がどうであれ、私たちも若くないので、どうにか早く(行方が)分かるといいなという気持ちでいる。

 

 

――今後の願いは

 

 

父親:生きてる姿を見たい気持ちはあるが、8年も経ち、いろんな条件を考えると、なかなかね。そう良いことばかり考えることは難しいので、良いにしろ悪いにしろ結果を知りたいというのが私たちの本音。

 

 

行方不明から8年が経つ中、今年の情報提供は4件に留まっています。県警は「決して風化させない」と公開捜査を続けています。

 

 

情報提供は大分東警察署、電話番号は097-527-2131

 

 

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