大分で警察官を名乗る特殊詐欺が相次ぐ 80代女性が838万円の被害「お金の番号を調べる必要がある」
女性警察官を盗撮し、8月、大分県警の男性巡査部長が懲戒処分を受けた問題で、種田本部長が11日の県議会で「甚だ遺憾」などと述べました。
◆県警 種田英明本部長
「当県の警察官が法に触れる行為を行ったことははなはだ遺憾」
交番の女性仮眠室に侵入し、スマートフォンを設置して、女性警察官の姿を動画で盗撮したなどとして8月、県内の警察署の40代の男性巡査部長が停職3か月の懲戒処分を受けました。
なお、巡査部長は既に依願退職しています。
この問題について11日県議会の一般質問で自民党の太田正美議員が巡査部長の名前が公表されなかったことなどについて「身内に甘いという指摘も出かねない」などと問いただしました。
答弁に立った県警の種田英明本部長は「違法行為に対しては厳正に対処する。今後もプライバシーに配慮し、情報提供に努めたい」などと述べました。
このほか、自民党の木付親次議員は、台風10号で緊急放流が行われた国東市の安岐ダムの再生事業について質問しました。
県は下流の洪水被害を防ぐため、安岐ダムをかさ上げする計画で2024年度から着手しています。
この事業について県は2031年度から本体工事に着手し、2039年度の事業完了を目指していることを明らかにしました。
県議会の一般質問は13日まで行われます。