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8月25日、大分県日出町の町長選挙の投票と開票が行われ、無所属新人で前日出町議の安部徹也氏56歳が8037票を獲得し初当選を果たしました。
9月5日役場に初登庁した安部徹也氏は抱負を語りました。その中で、日出町で計画されているイスラム教徒の土葬墓地については「反対の姿勢を貫いていく」と話しました。
イスラム教徒の土葬墓地は、別府ムスリム教会が日出町南畑の町有地に整備を計画していて、本田前町長のもと町は条例で定める基準に適合すると判断し、土地の売却に向けて手続きを進めていました。
【以下、インタビュー全文】
「日出町は多くの課題が山積」
◆安部徹也日出町長
非常に歴史のある日出町で、ことし70周年を迎えるということで、その歴史の重さを非常に重く受け止めて、この席に座らせていただいた。
(Q今朝、庁舎の前ではたくさんの職員が出迎えていたが、皆さんの一人一人の顔を見たときはどんな思いだったか?)
いま、日出町は非常に多くの課題が山積しているので、役場の職員の皆様と力を合わせて、その課題を一つ一つ解決していかなきゃいけないと思うが、きょう非常に大きな歓迎を受けまして、これから一緒にやっていこうという思いが、ひしひしと伝わってきた」
イスラム教徒向けの土葬墓地について「移民を多数受け入れる国の問題」
(Q具体的に課題というのはどんな部分か?)
いろんな課題、懸案事項を引き継いでいるが、まずはやはり公共施設の老朽化が進んでいて、こちらに多額の予算が必要だということで、こういった予算をどうしていこうとか、また、少子高齢化や公共交通、大規模土葬墓地の問題とか、非常に日出町は課題が山積していますので、そういった課題に取り組んで参りたいと思っている。
(Q土葬墓地の問題については町内外からの関心が高い内容だが、どのように取り組んでいきたいか?)
私自身は土葬墓地については、議員の時代から問題があるということで指摘してきた。同じ姿勢で、土葬墓地については反対の姿勢を貫いていこうかと思っている。
(Q土葬墓地の問題について、周りとのやりとりがある中で、反対の姿勢を貫くのも、一つ筋がきっと難しい部分もあると思うが、その難しさはどのように思うか?)
この問題自体は、日出町の問題ではなくて、私自身は移民を多数受け入れる国の問題だという風に考えております。その国の問題を日出町単独で解決するというのはやはり難しいと考えておりますから、今後、国、県、そういったところと協議をしながら、解決に向けて活動して参りたいと考えている。
(Q最後に、安部町政をどのようなものにしていきたいか?)
選挙期間中から私自身が訴えてきたように、日出町というのは非常にポテンシャルの大きなところだと思う。そのポテンシャルを最大限に生かして、持続可能な成長を実現していきたいという風に考えている。