【全国初】県内全ての119番通報を一元化 効率的な救急活動に映像での通話で応急処置も 大分
まだまだ続きそうな暑さの話題です。
10日大分県内は雨も降り、暑さも和らぎましたが2024年の8月は記録的な暑さとなりました。
各方面への影響を取材しました。
記録的な暑さとなった2024年の夏。
8月の大分市の平均気温は29.9℃と、統計開始以降、最も暑くなりました。
県内15の観測地点のうち、中津や豊後高田など11地点でも過去最高の平均気温を記録しています。
また、8月の最高気温は竹田で38.1℃、豊後高田で37.7℃、佐伯で36.6℃と3つの観測地点で過去最高となりました。
日田市では最高気温が35℃以上となる猛暑日が、7月22日から先月18日まで28日間続き、 観測史上最長となりました。
猛暑の影響はこんなところにも…。
別府市のシンボル、別府タワーにあるビアガーデンです。記録的な暑さとなった先月は週末は満席、平日も6割ほどが埋まりおよそ1400人が訪れました。
4月のオープン以降、気温が上がるにつれて訪れる団体や家族連れなどが増えてきたといい、9日も海外からの観光客が暑い別府の夜を楽しんでいました。
◆BBQビアガーデン別府タワー店 南孝祐 店長
「天候にも恵まれていたのもあってことしに関してはありがたい営業となりました」
こちらのビアガーデンは10月31日まで営業していて、徐々に暑さがやわらぐ10月からは土日限定で昼の営業も予定しているということです。
一方、大分市のトキハ本店では2024年、日傘の売れ行きが好調で9月に入っても売れ続けているということです。
◆トキハ本店 紺田丈平さん
「まだ今年はとても暑いので傘やUVアイテムのニーズがとても高い」
日傘の売り上げは2023年の2倍近くに増え、特にボタンを押すだけで開閉できるタイプのものが人気だということです。
男性向けのデザインのものも20種類ほどあり男性客も増えているといいます。
◆トキハ本店 紺田丈平さん
「折り畳み傘や収納の面で便利なものも置いているので要所要所で使いどころを分けてもらえれば」
一方で、記録的な猛暑はこの時期の風物詩・プールにも影響を及ぼしました。
大分市では7月20日から8月30日にかけて市内5か所の市民プールを無料開放していましたが水温が34℃を超えた場合は熱中症対策として遊泳中止に。
期間中、最大で18日間、遊泳が中止になった施設もあり2023年の同じ時期と比べると、利用者もおよそ2600人減少したということです。
9月10日の最高気温は日田で36.2度と、猛暑日を記録しています。
大分地方気象台によりますと、この先もしばらくは県内各地で30℃以上の真夏日が予想されていて猛暑日となる日もありそうだということです。