患者数さらに増 600人以上に「湧き水ノロウイルスに汚染か」 大分県由布市の旅館で集団食中毒 

2024年08月29日 16:10更新

2024年8月上旬、ノロウイルスが原因の集団食中毒が発生した大分県由布市の旅館で患者数が8月19日の発表よりも81人増え、23都府県の618人に上っていることが分かりました。



大分県由布市庄内町の「旅館 黒嶽荘」では、8月3日から12日にかけて施設が提供した食事を食べた客が下痢などの食中毒の症状を訴えたほか、施設内でくめる湧き水のみを飲んだ人の発症も人確認されました。

大分県が調べたところ、客や従業員のほか湧き水からもノロウイルスが検出され、県は施設が提供した食事と湧き水が食中毒の原因と推定されるとしています。



また、大分県は29日、患者数が19日の発表よりも81人増え、618人に上っていると発表しました。
なお、19日の発表では、判明している患者の居住地や年齢は24都府県の1歳から78歳となっていましたが、29日の発表では23都府県の0歳から83歳となっています。

施設は現在、営業を自粛しています。

【患者の内訳】
<居住地別>
大分県内:319人、大分県外:284人、調査中:15人(大分県を含む23都府県)

<県外の内訳>
福岡:132人、東京:18人、大阪:18人、熊本:24人、佐賀:12人、
千葉:7人、山口:6人、愛知:7人、兵庫:6人、広島:10人、埼玉:4人、
愛媛:4人、長崎:11人、神奈川:8人、島根:3人、岡山:4人、宮崎:4人、
茨城:1人、京都:2人、静岡:1人、鹿児島:1人、沖縄:1人

<年代別>1歳~83歳
10歳未満:24人、10代:63人、20代:101人、30代:44人、
40代:48人、50代:33人、60代:14人、70代:13人、80代:2人、調査中:276人

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