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地元大分のプロレス団体で長年活躍してきたレスラーが8月、リングを去りました。
けがに悩まされながらもリングに立ち続け多くの人に愛された覆面レスラーの最後を追いかけました。
サメ型のマスク姿が印象的なレスラー。大分を拠点に活動するプロレス団体FTO所属のバトル・シャークさんです。
佐伯市出身で30代からリングに立ち、20年以上プロレスラーとして活躍してきましたが8月で引退することを決めました。
◆バトル・シャークさん
「一言で言えば体力の限界ですね」
「実際、自分首をけがしてまして」
20年前首の骨を折る大けがをして1年半ほど休みました。
それ以来、悲鳴をあげる体をだましだましやってきたと言います。
また、56歳という年齢もリングを離れるきっかけとなりました。
◆バトル・シャークさん
「ちょっと別のことをやってみたいなと思ってですね就活ではないですけど」
「60過ぎてから動きだそうと思っても気力がわかないかもしれないので」
そして大分市で行われた引退興行。最後の勇姿を見届けようとたくさんのファンが詰めかけました。
◆バトル・シャークさんのファン
Qバトル・シャークさんの魅力は?
「人柄がとてもいい、あとシャークさんの頑張り」
「シャークさん最後の試合、悔いのないように頑張ってください」
アクロバティックな空中技や激しい場外乱闘など大迫力の試合が次々と繰り広げられる中いよいよ最後の試合。シャークさんの出番です。
シャークコールが飛び交う中試合は3対3のタッグマッチで行われました。
得意の関節技を決めて波に乗るシャークさん。
さらに豪快な投げ技を繰り出し多彩なパフォーマンスで会場を沸かせます。
しかし・・・
最後は相手選手の必殺技で抑え込まれ無念のフォール負け。
シャークさんのプロレス人生は幕を閉じました。
◆バトル・シャークさん「本当にきょうまで楽しかったー!この22年間本当にありがとうございました!」
引退後は何か新しいことに挑戦したいというシャークさん。
多くの人に愛された覆面レスラーの次なる挑戦へのゴングが会場に鳴り響いていました。