高崎山でサルの個体数調査始まる 適正管理が目的 大分
8日午後5時ごろ大分県内で最大震度4を観測した地震を受けて、気象庁は南海トラフ臨時情報「巨大地震注意」を発表しました。
この発表について災害の研究を行っている大分大学減災センターの鶴成悦久教授に聞きました。
◆大分大学減災・復興デザイン教育研究センター 鶴成悦久教授
「今回はマグニチュード7以上の 地震ということで注意が必要という形で、予測情報ではないにしてもあくまでもこれから比較的南海トラフ地震が起きる可能性が高まってますよということで注意を促す情報。
今回の臨時情報の巨大地震注意情報とは約1週間程度(巨大地震の)発生が高まっている恐れが あるということで皆さんに注意喚起として伝えられる情報。
より南海トラフ地震に対して対策や備えを十分に行うことのひとつの注意喚起
(巨大地震が)今すぐ起きるというわけではない。まずはこの注意報が出たということは南海トラフ地震への注意を今以上に傾けてほしいという情報になるのでまずは冷静な判断。そしてできることは何なのかをしっかり捉えてほしい
沿岸部分に住まれている方たちについては南海トラフ地震で津波がどこまでやってくるかをあらかじめ調べておく必要があります。
そしてまずは避難をする場所がどこにいくのか、例えば発生してしまったら避難をどこにするのかを今一度確認してほしい。
一番怖いのは今回は昼間の発生 ですぐに対応はできたと思うが 夜間に発生してしまう時には我々も冷静さを失う場合がある。ここ数日から1週間以内は注意が必要。それに対する備えも十分必要」
初めて気象庁から発表された南海トラフ地震の臨時情報。
今回は、「巨大地震注意」ということですが具体的に今後はどのような備えが必要なのか見ていきたいと思います。
国はこうした注意情報が出た場合は最短で2時間程度は地震が発生したらすぐに避難するための準備をしておいてほしいと呼びかけています。
具体的には、家族の居場所を把握することや防災グッズが入った非常用袋やヘルメットを携帯することなどです。
また今後、1、2週間は大規模地震の可能性がなくなったわけではないことを理解した上で地震の発生に注意しながら日常生活を送る必要がありそうです。