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狂犬病に人が感染する場合に主な原因が子犬にあることが大分大学の研究で明らかになりました。
大分大学は、狂犬病に人が感染した場合は主に子犬からの感染だったことが明らかになったと発表しました。
これは、狂犬病で年間200人から300人が亡くなっているというフィリピンで、大分大学が狂犬病の疑いがある患者への聞き取り調査などを行い明らかになったものです。
3年間にわたり151人に調査をした結果、そのうち6割が子犬にかまれていたということです。
狂犬病に感染した犬などにかまれることでウイルスが侵入し、人にも発熱などの症状が出るとされている狂犬病。
成犬にかまれた場合に比べ、子犬ということで油断するケースも多いといいます。
大分大学では、「これまで狂犬病患者に関する詳細な検討は行われず、原因となる動物の年齢などは分かっていなかった。今回の研究結果は、子犬への狂犬病ワクチン接種の方法に問題があることを示唆している。研究の成果を狂犬病予防の取り組みに役立てたい」と話しています。