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新型コロナウイルスの感染者数が急増しています。
注意報レベルを超え、大分県医師会は10日対策の徹底を呼びかけました。
◆県医師会 河野幸治会長
「今回、7月になってすぐ(感染者数が)上がったので注意をした方がいい」
10日午後、県医師会は会見を開き、新型コロナの感染者が急増していると注意を呼び掛けました。
県によりますと、今月7日までの1週間、新型コロナについて県内58の医療機関から663人の感染が報告されました。
1医療機関あたりの平均は11.43人で、前の週の2倍以上に急増。注意報レベルの基準10人を超えました。
保健所別をみると、南部が最多で16.40人、次いで東部が16人大分市が13.29人などとなっています。
こうした状況を受け、県医師会は次のように呼び掛けています。
◆県医師会 河野幸治会長
「手洗いやうがい、換気、小さい子どもは無理だろうができればマスクをしてほしい」
また、室内でエアコンをつけていても定期的に換気をしてほしいと話しています。
その他の感染症の県内の動向です。
口の中や手足に水ぶくれの発疹が出る手足口病は前の週から患者数が増加しました。
1医療機関あたりの平均は7.56人で、引き続き、警報が出されています。
また、感染性胃腸炎は1医療機関あたり11.17人で高止まりが続いています。
喉の痛みや発熱などを引き起こすA群溶血性レンサ球菌咽頭炎は1医療機関あたり4.19人で、依然として高い水準だということです。
また、まれに発症し、命に危険を及ぼす「劇症型」については2024年6月末時点で18人が発症し、年間の患者数の過去最多を更新しました。
県は、いずれの感染症についても石けんで手洗いを徹底するなどの対策をとるよう呼び掛けています。