組体操も騎馬戦もない? 昔と令和の「運動会」消えた名物種目と新たな取り組み 大分
大分県別府市で起きた大学生2人が死傷したひき逃げ事件は29日で発生から2年を迎えます。
こうした中、28日は遺族や支援者などが事件現場を訪れ、花を手向けて静かに手を合わせていました。
この事件は2022年6月29日、別府市の交差点でバイクに乗っていた男子大学生2人が車に追突され、死傷したものです。
現場から逃走した八田與一容疑者が道路交通法違反のひき逃げの疑いで重要指名手配されていますが、依然行方は分かっていません。
◆被害に遭った男子大学生
「何をしている時でも頭の片隅にはずっと彼が支えてくれている。人を死なせて、大事な命を奪って、まだ逃げ回ってるのがすごい腹立たしい」
ひき逃げされ、けがをした被害者の男子大学生が取材に応じてくれました。
男子大学生は現在、海外留学をするなど前を向いて歩き始めていますが、大切な友人のことを片時も忘れることはないといいます。
そして、八田容疑者が重要指名手配となった今でも捕まらないことに強い憤りを感じていました。
◆被害に遭った男子大学生
「こんなに情報社会で、何かすごい手がかりとかも見つけやすそうなのに、なんでこんな時間かかってるのっていう。いまこういう捜査を行っていて、いまここにいる可能性があるとか(発表すべき)。やっぱり2年経つと人間だから (記憶が)消えていく、僕が絶対このことを薄れさせたくない。もう2度と起こって欲しくない誰の身にも」
事件の当事者がこうした思いを抱える中、県警が28日公開したのは八田容疑者の似顔絵です。
あわせて6枚で、現在の風貌を想像して描いたということです。
県警は「新たな視点で見てもらい、逮捕につなげたい」と引き続き情報提供を呼び掛けています。