甲斐拓也選手の母校「楊志館ナイン」有望26人の新入生・施設の改修 大きな変化遂げ夏の甲子園へ

2024年06月26日 10:30更新

ことしも高校球児の熱い夏がまもなく始まります。
夏の甲子園大分大会の組み合わせ抽選会が19日行われました。

7月6日の開幕を前に、プロ野球・甲斐拓也選手の母校でもある楊志館高校野球部についてお伝えします。
2023年の大会から、チームには「大きな変化」がありました。


 

2023年では初戦敗退という結果に

 

◆赤峰淳監督
「楽しそうにやってくれてるんでスタートとしては良かったかなと」

ОBの赤峰淳新監督のもと2023年、新たなスタートを切った楊志館高校野球部。
2007年以来の甲子園出場を目指して戦った大分大会は悔しさの残る初戦敗退に終わり聖地への夢は次の代へと託されました。


 

2024年 26人もの新入生が加入

 

あれから9か月
◆新入生・佐世一颯選手
「臼杵西から来ました佐世一颯です。ポジションは全部行けます。お願いします」

2023年の大会後、3年生5人、2年生9人の14人で活動していたナインに、ことしはなんと26人の新入生が仲間入りしました。
楊志館を目指したきっかけについて…。

◆1年・帆崎雅斗選手
「準優勝したときのピッチャー陣がすごくて、これを指導しているのが赤峰先生だと知ったので。自分もそういう上に行きたいと思った」


 

ただ、決してその肩書きだけに惹かれたわけではなく、赤峰監督の地道な努力も。
実は各地の中学校の練習や、大会に自ら足を運び、チームの関係者1人1人に挨拶回りをして、楊志館ナインの魅力を伝えようと汗を流していました。

◆赤峰淳監督
「楊志館高校を選んでもらえるように、チームの強化としっかり選んでもらえる学校に野球部にしていかないといけないかなと思っている」


 

新入生「絶対甲子園出ます」

 

そうした取り組みが実を結び、九州や県選抜のメンバーなど実力ある新入生たちが加入しました。
赤峰監督が選手たちに目標を聞くと…。

◆新加入した選手たち
「3年間で絶対甲子園に出て甲子園で出るだけじゃなくて勝てるチームを目指すのが目標です」

「エースになってチームを勝利に導けるようなピッチャーになりたいです」

「1年で基礎体力を作り2,3年で甲子園に行って準決勝、決勝まで行くことです」

「3年間で絶対甲子園出ます」


 

◆赤峰監督
「誰から何を言われようが俺はやるんだという気持ちを持って3年間過ごすように」
「きょうの頑張りがあしたを作るし、きょうの頑張りが未来を作っていくんで一瞬一瞬大事に大切に過ごしていってください」

新入生の入部以外にも楊志館ナインにはこの春、ある大きな変化がありました。

◆井原優色投手
「施設も変わるので新たな気持ちというかやってやるぞという気持ちが1番強いです」


 

雨でも練習可能な施設に

 

それが、ブルペンや部室など練習場の大幅なリニューアルです。
およそ3か月をかけて改修工事が行われました。

◆赤峰淳監督
「ブルペンが全天候型になってその中でバッティングをしたりとかもできるような施設ができるので今までどうしても雨降ると何もできなくて去年も苦しんだんですけどそこは解消されるかなと」

さらに部室は…まるでメジャーリーグのロッカールームのように。
それぞれの荷物や道具が保管できる十分なスペースも確保されました。


 

◆選手たち
「めちゃくちゃきれい」

「モチベーションが上がっています」


学校からの熱い支援を受け甲子園出場に向けてさらに士気が高まっている選手たち。

◆田北羽快投手
「練習の中でも甲子園を目指してというのをすごい言ってみんな頑張っているのでより一層頑張って勝てるようにしたい」


 

楊志館の初戦の相手は藤蔭に

 

◆武石浬キャプテン
「甲子園目指して目の前の一勝を取りにいきたいと思います」

夏の甲子園大分大会は7月6日に開幕し、初戦の相手は藤蔭に決定。楊志館ナインの熱い夏が再び始まります。

 

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