2024年も残りわずか…新年の縁起物の準備進む 姫だるま・破魔矢・干支の置物 大分
大分県日出町出身の男性が、日本人最年少記録を更新です。
ヨットで単独無寄港、無補給の世界一周を成し遂げた会社員、木村啓嗣(ひろつぐ)さん24歳を紹介します。
ヨットの上から笑顔で手を振る木村啓嗣さん。単独無寄港、無補給でのヨットによる世界一周を達成しました。
24歳9か月での世界一周は、30年ぶりに日本人最年少記録の更新となりました。
◆木村啓嗣さん
「無事、世界一周まわってここまで戻ってこれたことを非常に嬉しく思う」
2023年10月、兵庫県西宮市を旅立ち、アメリカ大陸最南端、そしてアフリカ大陸の南を通過した後、オーストラリア付近を北上し出発地点に戻るルートです。
木村さんは231日間に及んだ旅の様子をインスタグラムで発信していました。
荒れる海の様子や、美しい夕焼け…時にはこんな叫びも。
◆木村啓嗣さん
「鳥さんにきょう食べたいご飯をお伝えしたいと思います。俺がきょう食べたいのは具だくさんの味噌汁だー!」
偉大な記録を塗り替えた日出町出身の木村さんは、別府翔青高校でヨットと出合いました。
当時の指導者は…
◆当時の指導者 甲斐龍夫さん
「(高校時代は)1人でもくもくとうまくなるために研究している姿が1番印象的ですね」
「命あって、無事に帰ってきてくれたことが一番ほっとしている」
また、ヨット部の後輩は…
◆別府翔青高校ヨット部 部員
「自分も過酷なことがあっても最後まであきらめずに頑張りたいと思った」
息子の快挙に日出町に住む母親の妃佐美(ひさみ)さんは
◆母・妃佐美さん
「怖いこともたくさんあったと思うが、無事に乗り越えて戻ってきて彼の言葉を聞いた時に、あれ、本当に私の息子の啓嗣かなと思うぐらい一回りも二回りも成長していた」
無事にゴールした翌日、家族や関係者と食事を楽しんだ木村さん。
◆木村啓嗣さん
「から揚げとヒレカツを食べさせていただきました。この世のものとは思えないくらいおいしかった」
木村さんはTOSの取材に「船の上でも大分のことをよく思い出していた」などと旅を振り返っていました。
世界一周を達成し、「やり抜くことの大切さに気付いた」と話す若き冒険家は今後、どんな挑戦を見せてくれるのか楽しみです。