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火山に対する防災の意識を高めてもらおうという動画が出来ました。
大分県が作ったものなのですが少しクセになって、でもタメになる特撮動画です。
詳しくご紹介します。
◆動画(※対立のシーンのセリフ)
「われわれ反火山団体ノーノーボルケーノに逆らうとはバカな奴らだ」
「助けて!カザーン!!」
「カザーンなんて迷信だ。存在なんてするものか」
愛と憎しみの特撮音楽劇カザーン。
2022年 鶴見岳・伽藍岳の噴火警戒レベルが一時「2」に引き上げられたことなどをきっかけに、大分県が制作しました。
◆大分県生活環境部防災局 前・防災局長 岡本文雄さん
「活火山があるということ自体なかなか県民の方に馴染みがなかったと思うんですけども、 (火山の恵みで)温泉があるといったことの認識と、
やはり危険も持ち合わせているところも少しずつ、県民の方々に広がっていけばいいなと思っております。」
この動画の監督は「TAROMAN」など数々の個性的な作品を作ってきた映像作家・藤井亮さんが務めました。
この動画、藤井さんにとってもチャレンジだったようです。
◆映像作家・藤井亮さん
「結構難しいお題だなと思って、やっぱり火山っていうのは本当に実際事故もありますし、単純に面白おかしいものを作ってもいけないっていうことがあったので、"火山”と"火山と仲良しの少年たち”と、その火山を恐れる"ノーノーボルケーノ”っていう、その火山への無理解っていうところを、対立する2組を作ってそこで表現していこうかなと思いました。」
◆動画
「おしえてカザーン」(※カザーンと少年のやりとりのセリフ)
「火山にも種類や特徴にそれぞれちがいがあることを知っているかい?」
「どういうこと?」
「例えば大分の火山は富士山と形が違うだろ? これはマグマの性質の違いによるものなんだ。大分の火山のマグマはどろっとしていて、噴火した時もゆるやかに出てくるから溶岩ドームが作られるんだよ」
「だからこんな形なんだ!」
「そう、大分の火山はマグマが飛び出る噴火はめったにおこらない。そのかわりに水蒸気があがってくるから、大分の火山のまわりには温泉が多いんだ」
「ぼくたちが大好きな温泉!」
藤井監督に注目のポイントを伺いましたところ…
◆映像作家・藤井亮さん
「今回結構こだわったのが歌の部分なので、これ本当に、映像自体もう2回3回見てると、どんどん歌が脳にこびりついてって、もう思わず歌ってしまう感じなってしまうと思うので、それをちょっと楽しんで欲しいなと。」
◆動画(※思わず歌ってしまいたくなる…シーンのセリフと歌詞)
♪「カザーンが火を噴くそのときはいつになるのか?明日になるのか?まるで まるでわからないのさするときはするしないときはしない」
「最近 いつ噴火したんだい?」
(九重山 くじゅうさん )「約30年前」
(伽藍岳 がらんだけ )「約1000年前」
(由布岳 ゆふだけ )「約2000年前」
(鶴見岳 つるみだけ )「約10000年前」
♪「でもそなえあればうれいなし×2」
この動画はYoutubeチャンネル「防災おおいた」で見ることができます。