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市役所の新庁舎建設をめぐり、議論が続く大分県津久見市。
28日は住民投票を実施するための条例案などを審議する臨時の議会が開かれました。
建設から65年が経過した津久見市役所の庁舎。
老朽化のため、新庁舎を港の埋め立て地に建設することが計画されていましたが、建設費用の高騰が課題に。
これに対し、去年12月の選挙で初当選した石川市長は今年度で閉校する中学校の跡地などを活用する案を提示。
この2案で4月21日に住民投票を実施する意向を示しています。
年度末の中、28日午前10時に津久見市議会の臨時会が開会。
この中で、石川市長は住民投票を実施するための条例案とその費用として1600万円あまりの補正予算案を提出しました。
一方、議員側からは動議が…
特別委員会の中で、投票総数が有資格者数の2分の1に達しないときは成立しないとする修正案が提出されました。
そして、臨時会の開会から8時間以上たった午後6時過ぎ。
本会議で採決が行われ、修正された条例案と補正予算案はいずれも賛成多数で可決。
これで来月21日に住民投票が行われる見通しとなりました。
◆津久見市・石川正史 市長
「原案で市民の皆さんに住民投票で判断してもらいたかったのでとても残念」
◆津久見市議会・黒木章三 議長
「1600万あまりの金額は貴重な財源と私も認識しているし、決してそれを無駄にしてはならない」