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住民投票の条例案提出されず 市議会は閉会
大分県津久見市の石川市長が、約1か月後に実施する意向を示している、津久見市役所の新庁舎建設を巡る住民投票。
しかし、実施のために必要な条例案は提出されないまま、市議会は19日閉会しました。
老朽化した津久見市役所を巡り、石川市長は港の埋め立て地に新庁舎を建設する案と、中学校の跡地などを活用する案の2つで、4月21日に住民投票を行う意向を示しています。
住民投票の実施には市議会に条例案を提出し、可決されることが必要です。
議会は19日が第1回定例会の最終日。しかし、会期中に条例案は提出されず、閉会しました。
市民向けの説明資料を修正
議論が進まなかったことが要因で、それを招いたものの一つが住民向けの説明資料です。
先週、「レイアウトの修正実施前」という前提のもと、市長が議会に示した資料では、
新庁舎建設案に比べて、市長が打ち出した中学校活用案のスペースが大きくなっていて、議員から疑問の声が相次ぎました。
18日に示された資料では、2つの案は同じ大きさにそろえられています。
また、住民へのメッセージの末尾にあった、市長の名前も指摘を受け削除されています。
石川市長「今年度中に臨時会を」
◆石川正史津久見市長
「今、市民の皆様にお配りする資料等の作成の最終段階に入っている。今年度中に臨時会を開いて(住民投票の)議案が通るように今、準備を進めている」
市長が目指す住民投票まで約1か月…予定通りの実施に向け、3月中に臨時会を開く方向で調整が続けられています。