議員報酬アップ 佐伯市議会「なり手不足解消へ」 市民からは厳しい声も 大分

2024年03月13日 19:00更新

大分県の佐伯市議会で議員の報酬を増額する条例の改正案が13日、可決されました。なり手不足解消につなげたい考えです。

佐伯市では、議会が設置した特別委員会が議員報酬を引き上げるようことし1月に市長に答申していました。

去年議員定数を25人から22人に減らしていて、その分、報酬を増やすことでなり手不足に対応したい考えです。

増額の条例改正案は13日、全会一致で可決されました。

改正案では議長が月額43万4000円から44万7000円に。副議長は1万4000円引き上げ40万5000円に。そのほかの議員は1万9000円の増額となります。

ただ、議員の給料は税金から支払われるため、市民からは厳しい声も聞かれました。

◆市民

「市の税金が少ない状態で(議員報酬が)上がるというのも市民としては納得できない」

「厳しい世の中なのでその辺(報酬アップは)はどうかなと思う。意欲的な人に出てほしいとは思う」

来年の選挙で選出される議員から、今回の改正額が適用されるということです。

県内ではこのほか豊後高田市でも議員報酬アップの条例改正案が出されていて、来週採決されます。

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