【独自】指導者が頭をスリッパでたたくなどの体罰 強豪・柳ヶ浦高校柔道部 警察に相談する部員も 

2024年02月20日 20:30更新

宇佐市の柳ヶ浦高校の柔道部の指導者2人が部員に体罰を行い、高校から処分を受けていたことがわかりました。

警察に相談している部員もいるということです。

処分を受けたのは柳ヶ浦高校柔道部の指導者あわせて2人です。

高校によりますと、このうちの1人は去年5月、寮で男子部員5人の頭をスリッパでたたきました。

また、もう一人の指導者は去年9月、教室で別の男子部員2人の頭や胸を手で数回たたいたということです。

部員にけがはありませんでした。

2人は体罰をしたことを認め、生活態度などを注意するためだったと説明しているということです。

高校は2人に対し、それぞれ口頭で厳重注意し、去年11月には2週間程度、部の指導から外す処分を行いました。

こうした中、関係者によりますと、2人から暴力を受けたとして、複数の部員たちが警察に相談しているということです。

一方、高校は処分の対象となった行為以外に、これまでに暴力行為は確認できていないとしています。

警察では慎重に調べを進めています。

柔道部は去年のインターハイの団体戦に男女そろって出場するなど県内の強豪として知られています。

一方、高校では1月、別の運動部で部員の暴力行為を巡る問題が明らかになり、当時、報道陣に対して他の部活動で暴力行為はないと説明していました。

TOSの取材に対し高校は「つまびらかに説明する義務はないと考えていた」とした一方、「二度とこうした問題を起こさないように教師への研修を検討している」と話しています。

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