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感染症の最新の動向が発表されました。
インフルエンザの感染者数は4週連続で前の週を上回るなど引き続き新型コロナとの同時流行が続いています。
◆県感染症対策課 池辺淑子課長
「マスクを外したりとか人との接触機会が増えたりとか旅行とかですね。帰省とかも本当に制限がなかったので普段接している人とは違う人が入ってくると感染症にかかりやすくなる」
県によりますと、インフルエンザは2月11日までの1週間に県内58の医療機関から1992人の感染が報告されました。
1医療機関あたりでは34.34人で前の週の1.06倍となり4週連続で増加しました。
警報も継続しています。
保健所別では、最も多い大分市で53人、北部が43.5人、中部が30人と続いています。
一方、新型コロナの感染者数は県内58医療機関で956人、1医療機関あたりでは16.48人で12週ぶりに減少となりました。
定点あたりの感染者数が1000人程度となるのは1月中旬以降、4週連続です。
インフルエンザや新型コロナのほか感染性胃腸炎なども感染者が増えています。
◆県感染症対策課 池辺淑子課長
「コロナが2類相当であったときはインフルエンザが全然流行っていなかったので今回、コロナが5類になって初めて複数の感染症が同時に流行っている」
インフルエンザについては流行の波が去年の夏から続いていて、これは非常に珍しいことだといいます。
◆県感染症対策課 池辺淑子課長
「いつものパターンではない流行なので夏に流行って、減ることなくまた増えてきている。A(型)は減っている。B(型)が増えてきている。再流行の理由はB(型)の流行だと分析している」
大分市の小児科のクリニックでは、1日平均60人から70人近い子供が受診に訪れているそうです。
◆かきさこ小児科 垣迫三夫院長
「1月の中旬からコロナもインフルも(多い)。特にインフルはずっと多い。インフルエンザが0という日はない」
こうした流行には新型コロナが5類に引き下げられ、対策が緩んだ面もあるのではと話します。
◆かきさこ小児科・垣迫三夫院長
「市中感染、どこで拾ったかわからないのがコロナは多い。以前からの3密(回避)。そこをきっちり守れば、かなり(身を)守れるということでは」
日常生活を守るために手洗いや消毒など基本的な対策の徹底が重要です。