「拉致問題を考える国民の集い」県内初開催 被害者家族「再会し親子を一から始めたい」大分

2024年02月03日 18:00更新

北朝鮮による拉致問題への理解を深める集会「拉致問題を考える国民の集い」が3日、大分県大分市で開かれました。

◆田口八重子さんの長男、飯塚耕一郎さん

「極寒の北朝鮮の地で、日本が救いに来てくれるのではないかという一縷の望みを心の奥底で持って、北朝鮮できつい生活を送っている家族が待っています」

こう訴えたのは、1978年に拉致されて行方不明となっている田口八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんです。

集会は、拉致問題に関する国民の関心と理解を深めようと政府などが各地で開催していて、県内では初めて開かれました。

1歳の頃に母親と離れ離れになってしまった飯塚さんは集まったおよそ200人を前に、「田口八重子さんと再会して親子を一から始めたい。 協力をよろしくお願いします」 と拉致問題の早期解決を訴えました。

県警は、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない県出身などの行方不明者4人をホームページで公開して、情報提供を求めています。

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