にぎわい戻り人手不足深刻な観光地…温泉地・由布院の旅館では“スキマバイト”活用の動きも
デザイナーとアイドルの“二刀流”で活動する大分県大分市の女性をご紹介します。
女性には「大分を盛り上げたい」という熱い思いがありました。
パソコンでチラシのデザインをしているのは大分市に住む那賀桜さん22歳。
現在、フリーランスのデザイナーとしてパンフレットの制作やSNSの運用代行などを担う「nil」の代表です。
ことし3月には法人化して社長になる予定だといいます。
――「nil」代表 那賀桜さん
「市役所とか府内の街中を歩いたときに自分のデザインがあるのが、めちゃくちゃ違和感だったが今はすごく誇らしい」
鶴崎工業高校の産業デザイン科を卒業した後、市内のデザイン会社などに勤務しました。
去年9月に独立し、「おおいた光のファンタジー」といった中心市街地のイベントのポスターデザインなどを手掛けてきました。
「大分が大好き」と言い、こうした作品を多くの人に知ってもらいたいと初となる作品展を大分市で開いています。
――那賀桜さん
「若者が大分に残りたいと思ってくれるような、大分にいる人が大分を好きになってもらえたらなと思う」
しっかりした考えを持って仕事に励んでいる那賀さん。
実はもう一つの顔があるんです。
先ほどとは打って変わって、かわいらしい衣装で歌やダンスのパフォーマンスを繰り広げます。
去年10月にデビューした女性2人のアイドルユニット「RE:maker」のメンバーとして県の内外で活動しています。
この日は、ファンとの交流会。
アイドルとしての活動も「大分を盛り上げたい」という思いから始めたそうです。
――那賀桜さん
「（ライブの際に）大分で頑張っているお店とコラボした『大分チケット』を販売していて、お店の商品を手土産に持って帰れるシステムをしている」
――県外からのファン
「すごい。これからも大分に応援しに来たい」
生まれ育った大分を多くの人に広めていきたい。
その純粋な思いが那賀さんを突き動かします。
――那賀桜さん
「ティックトックが（フォロワー）1.6万人を超え、ありがたいことにお店でも声をかけてもらったりとかする機会が増えてきて、みんながもっと大分を好きになれるきっかけ作りができれば」
デザイナーとアイドルの“二刀流”で全力投球する那賀さんの今後の活動に期待です。
