国家資格「危険物取扱者・甲種」に中学生が合格「知識が無いといつか爆発するかもしれないから…」

2024年01月23日 18:30更新

工場やガソリンスタンドなどで危険物を取り扱う際に必要な国家資格「危険物取扱者」。

扱える危険物の範囲などによって「甲種」「乙種」「丙種」があり、一番難しい「甲種」の合格率は約35パーセントです。

この試験に今回、大分県大分市の中学生が見事合格しました。

「甲種 危険物取扱者」の試験に合格したのは大分市の岩田中学校3年の田中公也さんです。

4度目の挑戦で合格し、23日、消防試験研究センターの県支部から資格を証明する免状と表彰状を受け取りました。

15歳以下の合格は大分県内初の快挙だということです。

◆田中公也さん

「これまでものすごく頑張ってきたので、ものすごい飛び跳ねるぐらいうれしかった」

田中さんは小学校4年の時に訪れた科学体験スペースO-Laboで化学に興味を持ち自宅で実験するようになりました。

危険が伴う実験もあり、心配した母親に勧められて危険物を安全に取り扱う知識を身に付けようと資格の勉強を始めたそうです。

◆田中公也さん

「知識がないといつか爆発とかするかもしれないから知識をつけようと思って受けた。危険物を扱う時は気をつけましょう」

将来は「理系の大学で化学を学びたい」と目を輝かせていました。

これまでに、田中さんのように15歳以下で合格した人は全国でわずか0.05%だったということです。

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