毎年恒例 高崎山で「サルの個体数調査」始まる 前の年はC群が山から下りてこない異例の事態に…大分
「吃音」について、お伝えします。
「吃音」とは話そうとしても最初の言葉が詰まったりしてしまう発話障害のことでうまく話せないことで、悩みを抱える人たちもいます。
こうした「吃音」への理解を深めてもらおうと、大分県大分市であるイベントが開かれました。
「♪これは君らへ届ける応援歌この声しっかり届いているか君はひとりじゃない」
先日、2日間に渡って大分市で開かれたイベント。
ステージで歌っているのは自らも吃音の症状を抱えるKarrce(カーシー)さんです。
――Karrceさん
「一人じゃないってところを、この曲を通して伝えたい」
音楽に救われたと語るKarrceさんは自分自身の体験をラップに乗せて多くの人へと届けています。
――Karrceさん
「一般の音楽のフェスとかにもチャレンジしていって、吃音というものを伝えていきたいと思っている」
イベントの実行委員長を務めた大分県在住の宮城桃矢さん。
宮城さんも子供の時に吃音の症状が現れ、人間関係に悩んできたといいます。
こうした吃音の悩みは当事者それぞれの事情によって異なります。
このためイベントでは悩みを抱える人を孤独にさせないためにも寄り添うことの大切さを呼び掛ける講演なども行われていました。
宮城さんは、まずは吃音について社会全体に理解してもらうことが大切でそのためにも当事者である自分たちが勇気を出して、自分たちの声を社会に届けていく必要があると考えています。
――実行委員長・宮城桃矢さん
「吃音の僕が一番緊張しやすいみんなの前に立ってしっかり声を発してできたということに。(みんなにとっても)自信になったと思う」
今回の取材を通して実は私たちも改めて気づいた点がありました。
吃音の当事者の方からTOSにお電話をいただいたんですが受話器を上げて呼びかけても電話口が無言だったため、電話を切ってしまいました。
すると、すぐに電話がかかり、再び無言だったのですが呼び掛けながら反応を待っていたところ、
お相手がお話を始めたので間違い電話ではなかったと気がついたのです。
言葉をすぐに発することができないなどの症状がある「吃音」の方にとっては初対面での電話のやりとりなども苦労されているのだなと実感させられる出来事でした。