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11月、東京で起きた強盗事件で店員がさすまたで抵抗した映像が話題となりました。
県内の専門店でもさすまたの注文が増えていて、実際の威力や使い方などを取材しました。
11月、東京・上野の宝飾店にバールのようなものを持った3人組の男が押し入り、商品を奪おうとする事件が発生。
強盗に対して店員はさすまたを持って激しく抵抗し、男たちは何も奪わずに逃走しました。
全国で強盗事件が相次ぐ中、犯人撃退に役立つと考えてさすまたを購入した店も。
◆マルシェ森町店 小野篤司さん
「やっぱり警戒心をしっかり持つということが大事だと改めて思った」
こう話すのは大分市内の貴金属店です。
東京での事件の映像を見て、改めて警戒を強めていました。
都会だけでなく地方であっても、最悪の状況を想定し備えることが大切だと考えています。
◆マルシェ森町店 小野篤司さん
「かなり(強盗などの)犯罪が多発しているので、いざ起きた時に対応できるようにというところをしっかり意識していきたい」
宇佐市の防犯グッズ専門店です。
さすまたが注目される中、東京で強盗事件が起きた後の先週月曜日からの1週間で10月1か月間の3倍近く売れたそうです。
◆店員
「暴漢に対する対応方法だったりを日頃からイメージしておくことが大切と思う」
さすまたの威力はどのようなものなのか。
店の協力のもと、記者が犯人役となり実際に体験してみました。
◆TOS山路謙成記者
「距離もあるので手も届かない。壁に追いやられると見動きが取れない」
使い方のポイントは、2人がかりで胴や腰の辺りを押さえつけることです。
さすまたはあくまで相手の動きを抑止する道具なので、角などに追い込み身動きを取れなくしておいて、警察に通報したり助けを呼ぶことが大切だといいます。
◆店員
「女性が抑えるとなるとどうしても相手との力の差が出てきて逆に危ないことになってしまうかもしれないので、2人以上で思い切り力を込めて抑えてもらうようにお願いしている」
また、未然に防止する意味で、さすまたを屋外から見える場所に置くことも効果的だということです。
このほか、唐辛子の成分を含んだ催涙スプレーや警棒などの注文も事件後から増えているということです。
全国で相次ぐ凶悪事件。
身近な場所で事件が起こる恐れも視野に、防犯意識を高めることが求められています。