毎年恒例 高崎山で「サルの個体数調査」始まる 前の年はC群が山から下りてこない異例の事態に…大分
半世紀にわたる調査の歴史の中で初めてのことです。
大分市の高崎山で行われていたサルの個体数調査で、期間中にC群が一度も群れで現れず、初めて全体の数を調べることができませんでした。
大分市の高崎山自然動物園ではサルを適正に管理するため、毎年この時期に山から寄せ場に下りて来るサルを数える個体数調査を実施しています。
ことしは11月20日から行われていましたが、2つの群れのうちC群が27日の最終日まで一度も群れで現れませんでした。
1971年に現在の方法で調査を始めて以来、期間中に群れが現れず総数を調べられなかったのは初めてだということです。
ことしは台風が少なくC群が生息する山の西側に木の実が豊富に残っているため、エサを求めて寄せ場に来なくなっているということです。
今後、時期をずらして調査したいとしています。