クリスマスまで約1か月 「ポインセチア」に「イチゴ」 聖なる夜にちなみ命名された「梨」も 

2023年11月22日 18:40更新

11月も後半、クリスマスまで約1か月です。
県内各地ではクリスマスに向けた準備が始まっています。

かわいいサンタクロースの飾りでクリスマスムードが漂っているのは、大分市内の生花店です。
2週間ほど前から冬の花の本格的な仕入れが始まりました。

◆TOS柳井亜紀記者
「クリスマスを彩るポインセチア。定番の赤はもちろん、青やオレンジといった珍しい色のものが並んでいる」

カラフルで華やかなポインセチアは、クリスマス用の店舗の飾りなどとして求める人が多いということです。
色が付いているのは花びらではなく「がく」の部分で、白いポインセチアに着色しているそうです。

◆花遊 田金幸子さん
「お部屋に飾ってクリスマス気分をたくさんぜいたくに味わってほしい」

ポインセチアを栽培している玖珠町の農家でも、出荷作業がピークを迎えています。

◆サザンガーデン 穴井亮輔さん
「うちの生産しているプリンセチアは鮮やかなピンク色が特徴」

こちらでは「プリンセス」と「ポインセチア」を掛けて「プリンセチア」という名前の品種を栽培しています。

ハウスで直売するほか、九州各県の市場に向けて11月末までにあわせて5000鉢ほどを出荷する見込みです。


 

クリスマスケーキに欠かせないものと言えばイチゴ。
こちらは県産ブランドのベリーツです。
11月28日の旬入り宣言式を前に中津市の農家では収穫が始まっています。
ことしも香りよく甘みと酸味のバランスが取れた非常に良い出来だそうです。

◆生産者 中原良祐さん
「ベリーツの特徴は香りが華やかで色合いもすごく赤くておいしく食べられる品種」

今シーズンは県内全体で1450トンほどの出荷が見込まれています。


 

“聖なる夜”にちなんだ名前の果物も。
大分オリジナル品種のナシ「豊里(ほうり)」です。22日朝、大分市で初セリ式が開かれました。
クリスマスや年末の贈り物としても味わってほしいと、毎年11月下旬頃に初競りを行っています。
収穫後、約2か月間冷蔵庫で寝かせることで糖度を高めるのだそうです。
初セリでは5キロ1箱で5万円と過去最高の価格がつけられたということです。

◆JAおおいた日田梨部会 小埜照明部会長
「コタツやストーブの前でもむいて食べてもらって、豊里独特の濃厚な糖度とジューシーさを味わってもらえたら」

クリスマスまであと1か月余り。
クリスマス気分を味わいながら当日を待ちたいですね。

 

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