高齢化進む団地の新たな移動手段へ 停留所に設置のタブレットで電気自動車が呼べる実証実験 大分

2023年11月17日 18:40更新

高齢化が進む団地で新たな移動手段となるかもしれません。

来週始まる実証実験を前に、大分市の団地で17日、小型の電気自動車の体験会が行われました。

大分市郊外にある、富士見が丘団地。

約3200世帯のうち65歳以上の人がいる世帯は約4割に上っていて高齢化が進んでいます。

この団地で11月20日から始まるのが小型の電気自動車を使った実証実験です。

◆TOS梅田記者

「こちらの住宅団地は非常に坂が多く高齢者にとっては移動するの大変な場所となっています。そんな時、団地内の各場所に設けられた停留所にタブレットが置かれていて、いつでも好きな時間に呼ぶことができます」

実証実験は団地内で買い物や通院をする時の移動の支援が目的です。

停留所に置かれたタブレットをタッチするだけで運転手付きの電気自動車が迎えに来てくれるんです。

停留所は団地内に17か所設置されていて、停留所がある場所ならどこにでも行くことができます。

また、事前の電話予約にも対応していて、その場合は団地内にある58のゴミステーションが停留所になるということです。

17日は実証実験を前に、地元の住民や報道陣向けに体験会が開催されました。

車両の定員は5人。団地に住む人以外も乗車でき車いすを使う人も利用することができます。

◆体験乗車をした人は

「クッションもいいしね、快適の一言。団地も高齢化が進んでいますので利便性は非常にあると思います」

◆体験乗車をした人は

「子供がいても買い物してすぐ乗せられたり、おじいちゃん、おばあちゃんもちょっと買い物に行くのにいいかなと」

この実証実験は、11月20日から12月22日までの平日行われ運賃は無料です。

大分市は実証実験の結果を踏まえたうえで、課題などを検証するということです。

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