東九州自動車道 臼杵ICと津久見IC間 10月末に通行止め解除へ 台風10号で被災 大分
ことし、県内で被害が増えている特殊詐欺。
最近は知らない番号からの国際電話を受けて金を騙し取られる手口が目立っています。具体的な手口や対策などを取材しました。
13日、大分市中心部で行われたのは特殊詐欺の被害防止を呼び掛ける街頭活動。
全国地域安全運動の一環で行われ、県警や県、防犯協会などの約30人が参加しました。
県警によりますと、県内の特殊詐欺の被害はことし10月12日までに159件と去年の同じ時期より30件多くなっています。
また、被害額は約2億6000万円で、すでに去年1年間の総額を5000万円ほど上回っているということです。
◆県警 安全・安心まちづくり推進室 高橋直樹室長
「県民の皆さんが特殊詐欺の手口を知ってもらって1人でも多くの人が被害にあわないようにしてもらいたい」
国際電話を使った特殊詐欺 急増
ことし7月以降に県内で増えているのが国際電話を使った特殊詐欺です。
こちらは実際に電話がかかってきた固定電話の写真です。
ディスプレイには「44」と書かれています。
これはイギリスの国番号で、国際電話かかってきたことを意味します。
警察庁によりますと、詐欺グループは必ずしも海外から電話をかけているのではなくアプリを使って番号を取得し国際電話をかけているとみられています。
県内では7月から10月12日までに、こうした国際電話を使った詐欺が160件確認されていてその数は去年の約5倍です。
県警は「身に覚えの無い国番号や+から始まっている国際電話は詐欺の可能性が高いので出ないで欲しい」と呼び掛けています。