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ストイックなまでに「よさこい」に情熱を注ぐ若者たち。
大学生と社会人が半々、約60人のチーム「杏の葉っぱ」と書いて「杏葉(きょうば)」というんですが彼らは九州のよさこい界に旋風を巻き起こしつつある存在なんだそうです。
この日「杏葉」のメンバーは大分市内の地域のお祭りに出演していました。
大学でよさこいに魅了されたメンバーたちが「社会人になっても続けていきたい」と結成したよさこいチーム「杏葉」。
結成からまもなく2年半。
「日本一」がメンバーの目標です。
ーー大分県YOSAKOI連絡協議会 須賀克文会長
「結成2年足らず、まだ。これで熊本とこの前の下関と九州チャンピオン。正直言うと、私どもの方が驚いてましてね」
今年は既に熊本や下関の大会で優勝し、「大分の杏葉」は九州各県から注目される存在になっています。
社会人もいるため、練習は週に2回、夜です。
大会の前だと日曜日も使って、ほぼ一日よさこい漬けの時もあるそう。
ほとんどのメンバーが大学から始めたこともあって、お互いにチェックをしあって、踊りを作り上げていきます。
さすがイマドキの若者たち。スマートフォンを使いこなして、最大限の効率を目指します。
よさこいにかける、圧倒的な熱量。
日本一という大きな目標があるとはいえ、どうしてここまで打ち込めるのでしょうか?
ーー大学生 池部佳菜さん(22)
「私にとって杏葉は居場所であるチームです。私が一番輝ける場所であると私は思っています」
ーー社会人 大倉航希さん(24)
「よさこいを知るまで何となくこうやって声出して、みんなで熱さを共有してっていうのは、ちょっとこっぱずかしいような、そんな偏見というか殻もあったんですけど、よさこいは自分の殻っていうのを本当にとっぱらってくれた存在だなと思ってます」
ーー社会人 衛藤唯さん(25)
「25歳、社会人になってまで誰かと本気でぶつかって何かを作るっていうのはなかなか経験できないのかなと思うので私がよさこいを続ける理由は、そこにあるのかなと思います」
大切にしたい「熱く燃える時間」。
それが…よさこい。
そして、メンバーの根底に宿るのは「踊る喜び」「人を楽しませる喜び」。
地域の祭りでは全力で会場を盛り上げます。
ーー大学院生 西村早耶香さん(23)
「やっぱりお客さんとのすごく距離が近いので、子供と一緒に触れ合ったりとか一緒に踊ってくれる子も今日たくさんいたのでそれがすごく楽しかったです」
ーー「杏葉」代表・社会人 一尾佳史さん(25)
「大会とは違ったよさこいの楽しさを感じられるので、こういうお祭り、私たち大好きです」
この日の練習のクライマックスは、4分半ほどの曲を8回連続で踊る、疲労の限界に挑戦するもの。
大会では1kmの距離で踊り続ける場面もあるという。
ここまで熱くなれるか。
驚きとともに、うらやましくも感じました。
ーー大分県YOSAKOI連絡協議会 須賀克文会長
「彼らは名古屋のお祭りで日本一になるんだっていうことを目標にしてスタートしたと聞いてますけれども、近いと思いますね。本当に彼らはきっとやるだろうと思ってます」